リオデジャネイロオリンピック、競泳女子200m平泳ぎで金藤理恵選手が金メダルを獲得しましたね!
タイムは2分20秒30でした。
金藤選手自身が持つ日本記録2分19秒65に及ばず、テレビ出演インタビューで「金メダル獲得したけれどタイムが…」と、満足いかないような表情で答えていた姿が印象的でした。
自己ベストに近い記録が出せなかったことが、納得できなかったのかも知れません。
「でも自分の今の力は出し切ったので良かった」とも発言していましたが、とっても貴重な、今までの努力の結晶である金メダルを獲得したにも関わらずの、あの冷静な態度がスゴイなぁ。
淡々と答える姿、カッコイイ。
金メダルを受け取って涙を流していた姿にも胸を打たれました。
加藤健志コーチとの絆
高校3年生の時、加藤健志コーチに出会い、金藤選手の能力にいち早く気づいた加藤コーチとともに練習に励んできました。
加藤コーチが金藤選手を見つけたときのベストタイムは2分27秒台だったのですが、そこからグングン記録を伸ばし、2分19秒台の自己ベストを持つまでになります。
2分27秒台のベストタイムだったころから、2分19秒台を出せると見抜いていた加藤コーチの能力も凄いですね。
能力に気付き引き出してくれる、心から信頼できるコーチに出会えることが、選手にとってどれほど重要なことかが分かります。
伸び続けた時期、ヘルニア、そして復活
2008年には北京オリンピックに出場し、7位入賞。
2009年には日本記録を更新し、更に、自身が持つ日本記録を更新。
素晴らしい成績を残した年でした。
しかしその後、2010年から金藤選手の苦難の時期に突入します。
腰ヘルニアの発症…
ヘルニアと付き合いながら競泳を続けることがどんなに大変なことか想像するのは難しくないです…キツイ。
私のように普通に生活していても、腰痛は日常を脅かします。
ヘルニアまで行かずとも、腰痛の辛さは、一度腰痛を経験した人なら分かりますよね。
伸び悩み、不安な状況に陥り、辞めたい、となるのも無理はありません。
辞めたい
と繰り返す金藤選手を励まし、応援し続けたのが加藤コーチでした。
2010年にヘルニアを発症してから2016年の復活まで、気が遠くなるほど長期にわたり苦難の時期が続きました。
そしてついに、2016年2月に日本記録を更新。
自己ベスト記録を更新です!
この時、日本の女子選手として、初の2分19秒台を記録!
この記録を持ってオリンピック出場権を獲得、金メダルを取りました。
金藤理絵選手のプロフィール
ここで、今更ですが金藤選手のプロフィールをご紹介します。
氏名…金藤絵里(かねとうえり)
生年月日…1988年9月8日
出身…広島県庄原市
身長…175cm
血液型…A型
出身校…広島県立三次高等学校→東海大学
そして金藤選手ご本人も発言していますが、澤穂希さんにとても似ていますよね。
間違えられることもあるようです。
どちらもトップアスリートであり、選手をまとめる主将経験者(金藤選手はリオ競泳選手団主将を務めました)ということも一緒。
なんだかちょっと運命的ですね。
最後に
心身ともに辛い数年間を乗り切って、オリンピックで堂々の金メダルを獲得するまでに復活した金藤理絵選手。
並みの人間だったら途中でくじけてしまったでしょう。
金藤選手が持つ、強い精神力には頭が下がります。
やはり、素晴らしい選手の活躍を見ると、自分も頑張ろう!という気持ちになりますね。
オリンピックの時期は、世界中の人たちの『頑張ろうの力』がアップする時期かも知れませんね。
私も頑張ろう。