線香花火、みなさんはどんな思い出がありますか。

子どもの頃、夏休みの楽しみの一つが花火でした。
花火大会は大イベントですが、自宅で親戚や友だちが集まって楽しむ花火も、夏の良い思い出です。

線香花火といえば、花火のラストを渋く飾っていたものです。

個人で楽しむ用の小さな打ち上げ花火や、線香花火よりも派手な手持ち花火でひととおり楽しんだ後に、「今日の花火も終わっちゃうね、これで最後だね」と、ちょっとだけしんみりしながら楽しむ線香花火。

私にとって、『線香花火=花火のしめ』なのですが、共感してくれる方、けっこう多いんじゃないかな。


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線香花火はどこで製造されているの?国産は?

ところで、線香花火はどこで作られているかご存知でしょうか。
ほかの多くの花火と同じく、線香花火のほとんどは中国で製造されています。

国産の線香花火は、ほとんどありません。
少し寂しいですね。
ですが、国産の線香花火の美しさ・華やかさに魅了されている人々も多く、高い値段にもかかわらず根強い人気を誇ります。

国産の線香花火と中国産との違いは、炎へのこだわりの差といえるでしょう。

線香花火には、火がついてから消えるまでに四つの段階があります。
それぞれ名前がついていて、

一、牡丹(点火してすぐ、大きな玉ができる状態。短い火花が美しい)
二、松葉(火花が一番激しく華やかに輝いている状態)
三、柳(火花が弱くなりしな垂れた柳のように自然に弧を描いて落ちていく)
四、散り菊(ぱちぱちと火花が咲いては散りを繰り返す)

国産の線香花火は、この四段階がとてもはっきりと表現され、それぞれの段階の美しさの違いを実感できます。
特に四の散り菊の段階が長く余韻を残すのが特徴です。

細かい部分にもこだわり、美しさを追求するのが国産のよさと言えますね。

ほかに、原料が違うため、国産と比べて中国産の線香花火は燃焼時間が短い傾向があることも特徴です。

良質な原料を使用していると、燃焼時間も長くなり炎も美しいものになります。

ずぼ手、長手で育った地域が分かる

線香花火には、”ずぼ手”と”長手”の二種類あり、基本的な構造が違います。

ずぼ手は西日本に多く、長手は東日本に多いので、『線香花火』と聞いて思い浮かべる形態により、どちらの地域出身か、なんとなく想像できますよね。

柄の部分(手で持つ部分)が、竹ひごやわらで出来ていて、先に黒い火薬がついている線香花火が”ずぼ手”

全体がカラフルな和紙でつくられていて、こよりの先端部分に火薬が包まれている線香花火が”長手”です。

私は長手の地域に育ったので、線香花火といえば和紙のイメージが強いです。
はじめてずぼ手の線香花火を見たとき「これは何だろう?」って思ったくらいでした。

西日本出身の方は、逆に和紙の線香花火を見ると「これなに?」と思うのかも知れませんね。


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